―――――――――――――――――――――――――――――――― 中村元記念館メールニュースNo.1 平成25年1月29日 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 中 村 道 の た よ り ―――――――――――――――――――――――――――――――― 1通目 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 中村元記念館の情報をお伝えするメールニュースです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「慈しみ」 一切の生きとし生けるものは 幸福であれ 安穏であれ 安楽であれ 一切の生きとし生けるものは 幸せであれ 何ぴとも他人を欺いてはならない たといどこにあっても 他人を軽んじてはならない 互いに他人に苦痛を与える ことを望んではならない この慈しみの心づかいを しっかりと たもて (中村元訳『ブッダのことば』) ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ この度は中村元記念館メール会員にご登録いただき、誠にありがとうございます。 これから不定期で、中村元記念館メールニュース「中村道のたより」を お送りさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、10月10日のオープンから早3ヶ月が過ぎ、寒い日が続いておりますが、 みなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。 今回お送りさせていただく記念館ニュースは以下の3点です。 (1)「東方学院松江校」4月に開校!2~3月に特別講座も開催! (2)駐日インド大使ご来館 (3)「山陰インド協会」発足 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲ (1)「東方学院松江校」4月に開校!2~3月に特別講座も開催! 中村元記念館では、平成25年4月から、東方学院松江校を開校します!! 東方学院松江校とは、老若男女を問わず、誰もが東洋思想について大学のように学べ る場所です。 真に「教えたい」という想いから採算を度外視してお集まりくださった 全国の研究者・専門家によって、 普段はなかなか聞くことができないような本格的な講座を受けることができます。 東方学院は、インド哲学・仏教学の世界的権威である故中村元博士によって、 1973年に財団法人東方研究会を母胎として設立されました。 「真に教えたい一人と、真に学びたい一人が集まれば学院は成り立つ」 という中村博士の理念に基づき、学問のセクショナリズムにとらわれない 現代の寺子屋として、東京本校・関西教室・中部教室で、 多くの人々が東洋思想について教え、学び、日々研鑽を深めています。 そこに新たに松江校が仲間入りし、松江校独自の講座を多数開設していきます! 「心の時代」と呼ばれる現代社会、多くの人々が「どのように生きるべきか」という 問いを抱えています。 中村博士は生涯、インド哲学や仏教をはじめとした東洋の思想を通じて、 私たちの「生きる道」を説き続けました。 学問とは真理の探究であり、その扉はいつでも、誰にでも開かれています。 あなたも東方学院松江校で、奥深い魅力にあふれた東洋の智慧を学んでみませんか? 2月下旬より、平成25年度の受講生を募集します!! 詳しい資料をご希望の方は、中村元記念館までお問い合わせください。 そして4月からの東方学院松江校の開校を記念して、4回の特別講座を開催いたしま す! 東方学院松江校開校記念特別講座(全4回) 会場:中村元記念館大会議室 受講料 1回1,200円(当日申込1,500円)※当日受付でお支払いください ●第1回 2/24(日)13:30~16:50 講座1 三木純子先生(中村元記念館名誉館長・中村元博士のご長女) テーマ「父と私」 演奏 的野裕子先生(日本女子体育大学名誉教授) ヴィーナ演奏 講座2 前田專學先生(東京大学名誉教授・中村元記念館館長) テーマ「来日前のハーンとヒンドゥー教」 松江を代表する文豪ハーンとインド宗教の知られざる関係に迫る。 ●第2回 3/10(日)13:30~16:50 堀内伸二先生(中村元生誕100年記念事業事務局長) テーマ「禅とは何か?―白隠禅師の書と画を通して―」 「駿河には過ぎたるものが二つあり。一には富士山二には原の白隠」 白隠禅師は、数多くの書画を残している。それらを読み解くと、 門外漢でも禅の深さに触れる思いがする。 禅師の書画を通じて「禅とは何か?」を考えてみたい。 ●第3回 3/24(日)13:30~16:50 山本ひろ子先生(和光大学教授) テーマ「島根の神楽―大元神楽をめぐって―」 桜江町の大元神楽は式年に神懸り託宣の大掛かりな祭礼を行う。 市山・大元神楽の映像を鑑賞しながら、大元さま信仰、七座の神事、託舞、能舞等に ついて考える。 ●第4回 3/31(日)13:30~16:50 宮治昭先生(名古屋大学名誉教授) テーマ「仏像の誕生」 シルクロードの仏像写真を使用して、釈尊入滅後500年ほどして仏像が誕生する謎に 迫る。 受講を希望される方は、当館ホームページのメールフォームから お申込みいただくか、FAX・ハガキ・電話・メールのいずれかで ①お名前②ふりがな③ご住所④お電話番号⑤年齢⑥性別⑦申込講座名⑧申込人数 (※講座を複数申込まれる場合は各講座の申込人数)を 中村元記念館までご連絡ください。 《お申込・お問い合わせ先》 ホームページ http://www.nakamura-hajime-memorialhall.or.jp/toho.html 〒690-1040 島根県松江市八束町波入2060 松江市役所八束支所2F 中村元記念館 電話 0852-76-9593 FAX 0852-76-9693 メール info@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp 皆様のお申し込みをお待ちしております!! お誘いあわせの上、ぜひお越しくださいませ。 (2)駐日インド大使ご来館 1月22日、中村元記念館にディーパ・ゴパラン・ワドワ駐日インド大使が来館されま した!! 館内の展示室や図書閲覧室を、前田館長の説明を聞きながら、じっくり観覧していた だきました。 記念館について「思っていた以上にスケールが大きく、インド思想を根底とする 日印交流の真の殿堂と感動した」とのご感想をいただきました。 またご来館記念にボードにサインをお願いしましたら、なんとご来館の感想を丁寧に 綴ってくださいました!館内にボードを飾っておりますので、皆様ぜひご覧くださ い。 前夜の21日にはホテル一畑で、大使を囲んで歓迎レセプションも行われました。 (3)「山陰インド協会」発足 1月16日、近年発展の目覚ましいインドと山陰との経済交流を目的とする 「山陰インド協会」設立の発起人会が、当館と宍道湖・中海・大山圏域の 経済界の方々を中心に開かれました。 山陰インド協会は4月の設立を目指しており、山陰両県の団体・企業に 参加を呼び掛けていく予定です。 インドや仏教に関する研究業績の数々が、インド国内でも高い評価を受けている 中村元博士ですが、昨年10月の中村元記念館の開館をきっかけに、 インドと山陰の文化的・経済的交流事業が続々と動き始めています。 これからも当館の活動を温かく見守ってくださいますようよろしくお願いします!! *開館記念写真展「ブッダのことば」は1月31日(木)で終了となります。たくさん のご来場誠にありがとうございました! *2月24日(日)から、東方学院東京本校の研究会員による仏像展を予定しておりま す。 ○中村元記念館メール会員サービスについては「ご利用規約」をご確認ください。 http://www.nakamura-hajime-memorialhall.or.jp/kiyaku.html ○当メールに心当たりのない方は、大変お手数ですが taikai@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp まで空メールをお送りください。 ○退会希望の方は、以下のURLにアクセスするか、 taikai@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp まで空メールをお送りください。 退会はこちらから http://www.nakamura-hajime-memorialhall.or.jp/news.html *その他ご不明な点がございましたら、中村元記念館までお問い合わせください。 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 中村元記念館 開館時間:10:00~18:00 休館日:月曜日 http://www.nakamura-hajime-memorialhall.or.jp 特定非営利活動法人 中村元記念館東洋思想文化研究所 TEL 0852-76-9593/FAX 0852-76-9693 〒690-1404島根県松江市八束町波入2060番地 松江市役所八束支所2F info@nakamura-hajime-memorialhall.or.jp 編集:中村元記念館学芸員 中野秋鹿 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲